|
2012年 03月 07日
南山大学人類学研究所・公開シンポジウム「社会貢献としての博物館活動・文化財行政との格闘」
2012年3月10日 南山大学人類学研究所1F会議室(名古屋キャンパス) 申し込み不要 博物館活動や文化財行政は、長引く世界的な不況や増大する財政支出によって、近年、非常に厳しい状況下にあるとの指摘が国内外でなされている。実際、国内でも海外でも十分な予算を割く余裕がないため、博物館活動や文化財行政が少なからず存亡の危機に直面している。 このような問題意識のもと、本企画では、博物館活動や文化財行政に対して人類学が果たしうる貢献を検討する。とくに、ここでは、沖縄海洋博公園海洋文化館の展示リニューアルを事例として、そこで人類学的な知識や成果が具体的にどのような貢献を果たしうるのか、あるいはこうした経験が人類学にいかなる課題や新たな知見をもたらすか提起する。 なお、本企画の最終的な射程は、単に博物館活動や文化財行政に役立つことではなく、博物館活動や文化財行政を通して果たしうる社会貢献の追究にある。このため、今回の各報告では、海洋文化館の展示に関わるオセアニアや沖縄などの地域社会に対する意義や貢献を積極的に論じて行く。 ■プログラム ・趣旨説明:13:00~13:05 ・報告1:13:05~13:35(発表25分質疑5分) 「リセットされる文化財のカテゴリー:フィジーの文化的景観を事例として」大西秀之(同志社女子大学) ・報告2:13:35~14:05(発表25分質疑5分) 「未世界遺産ナン・マドール:持続可能な文化遺産保護に向けて」石村智(奈良文化財研究所) ・報告3:14:05~14:35(発表25分質疑5分) 「展示資料と文化財の間:海洋文化館蔵資料の修復調査を通じて」 角南聡一郎(元興寺文化財研究所) ・報告4:14:35~15:05(発表25分質疑5分) 「21世紀の航海カヌー:海洋文化館のカヌー資料修復と製作の意義から」後藤明(南山大学) 休憩:15:05~15:15 ・コメント1:15:15~15:30 佐々木史郎(国立民族学博物館副館長) ・コメント2:15:30~15:45 大塚達朗(南山大学教授) ・総合討論:15:45~16:30
by hokupal
| 2012-03-07 16:50
|
ファン申請 |
||