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2011年 03月 19日
このたびの大災害については言葉もありません。
私は仙台市出身、親戚も南三陸町をはじめ三陸にいます。 かつて「仙台湾・三陸の漁労民俗」という小論を書き、岩手県久慈から福島県いわきまあたりまでの漁労文化を論じましたが、その地域の漁村がことごとく壊滅的被害を受けたショックは表現しようがありません。三陸はたびたび津波はありましたが、仙台市南部、今回津波をうけた名取・岩沼付近は縄文時代の遺跡はなく(というか海底だった)弥生時代以降堆積が進んで遺跡が形成されてきました。ならばこの地区においては今回の津波は2000年に一度くらいの大災害だったのかと思えてしまいます。 本日、長野・新潟・山形を経由して仙台に入りました。それは家族を寄留させるための個人的な理由であります。ただしさまざまな形でお世話になった仙台の知人に少しでも何かを届けたいという気持ちもありました。幸い何人かの方とお会いできました。また、僅かではありましたが、親しい医師の方を通して、名古屋から携行缶でもっていったガソリン50Lは仙台市民病院の緊急対策室にお届けすることができました。 今回の復興は長期にわたると思います。原発の問題も含め、この列島の未来を皆の行動で作っていかなくではならないと思います。 唐突ですがホクレア号のスピリットってこのようなときこそ発揮されるべきだと思うのです。 (sharckaller)
by hokupal
| 2011-03-19 22:39
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